field アイルランド音楽研究会、東京支部会決行!!by ぶちょー
2000年11月3日朝。ぶちょーイクシマはある野望を胸に秘め新幹線にゆられていた。その野望とは、なんと、field アイルランド音楽研究会による全国制覇!!その野望の達成のため最初に選んだ地は、なんと、首都東京!!そう東京イコール全国、彼はいきなり勝負を賭けたのである。彼の行動は無謀に写るかもしれない。確かに無謀である。いきなり敵の大将にとっかかっていくようなものである。彼が嫌いなこと、それは面倒臭いこと。彼を知るものにすればいつもの行動であり、そして彼らは知ってる、誰もやつを止められないことを。しかしさすがに今回だけは、その敵のでかさに、止める努力を試みた。しかし、かれは頑として聞かなかった。なぜなら彼には自信があったから。いつも以上に感じる大きなものがあったから。根拠はない。それはいつものことだ。そしてその根拠のなさもいつも以上、さらにはいつも感じるものとは何か違うものだった。そして直感が彼を襲った。「勝算あり」それだけで十分だった。それ以上に何がいる。
「なましま何してんだよ。楽器なんかかついで。お前東京に何にしにいくつもり」 目覚めるとそこには、ぶちょーイクシマ10年来のツレにして同じ眼科の道を選んだ男、さらには史上最低の悪友、Wがいた。 はーい、すんまへーん。ワイ、実は学会のため東京に行くことになりましてん。ほんでまあそのついでに東京にいる部員と遊ぼうというとこになりましてん。まさに公私混同。まあええがな固いこといわんで。極めて合理的やおまへんか。どうせ学会は昼間だけやし。夜はなーんもないんやから。
11月3日。朝、東京に着。さすがに昼間は学会に出席しお勉強。ほんまこんな機会がないことにはこの人勉強せんから。 夕方学会を抜け出し、いざ約束していた自由が丘のパブへ。実はこの日このパブで、顧問の先生、赤沢さんが在籍するバンド、Bird のライブがあるということで、まあここに集まりましょうということになったんです。 東京には部員が三人いて、うち二人はネット上でしか交流したことがない。この二人では交流があるらしいが。まあワイの顔はネット上で知れてるから、たぶん分かるじゃろうと。 携帯で連絡を取り合い、その二人がもう到着してるという情報が。でパブに辿り着くとお互い一発で分かった。向こうはネットでこっちの顔を知ってるし、僕としてはこっちの方みて反応してるやつがいるという感じで。 しばらくしてもう一人も合流(彼女は何回か会ってるし、しかも field に一回来てる)。 ライブ半分、おはなし半分といった感じで、わきあいあいと会話が進んでいった。 初対面のその二人ですが、どっちもほんまにアイリッシュが好きといった感じ。ただなかなか仲間が見つからなくて、で東京には field みたいな初心者でも入りやすいセッションがなくて苦労してるようです。ちなみにどちらもフィドルがやりたいとのこと。
ライブはPA がなかったため、少し楽器の音量のバランスが悪く、そこが少し不満だった。けどパブの雰囲気は最高だった。 ライブが終わり、その後渋谷に移動。後で合流した一人の友人も加わり、5人で晩御飯。ほんで代々木公園に移動してセッション開始。外でしかやれるところがないんですは。 初対面の二人はまだチューンを覚えてないため、ほぼ観客状態。後で合流した彼女のボタンアコーディオン、その友人のホイッスル、でワイのフィドル!およびバンジョーでセッション、といってもまあみんなまだまだですは。完璧にひきこなせるチューンは数えるほどやし、だいたいが中途半端に覚えてるのばかり。ただ3人とも同じようなレベルだったのである意味面白かったと思う。そんなこんなで一日目の夜はふけていたのでした。
11月4日。朝から学会。で夕方からまた支部会。 といってもこの日は基本的には field アイルランド音楽研究会とは関係ない集まりやったんですが。 Heat Wave というバンドがあり、実はワタシ、ファンなんですが、そのファンどうしで品川天王州のパブに行こう、といった企画。しかもまた そこでBird のライブがあるんですは。 ただ、実はその Heat Wave ボーカル、ギターの山口洋さんがアイルランドが好きで、特にドニゴールは第2の故郷的な場所になってる、といった感じで、まったくアイルランドと関係ない集まりではない。しかも東京部員のボタンアコーディオンの彼女もその友人のホイッスルの彼女も彼のファンで、しかもこの日も参加しててと、まあいうなれば東京支部会番外編といった感じです。もしくはアピールの場。 なかなか有意義な時間を過ごせたと思う。みんな年が近いし。まあどうしても話の中心は Heat Wave になりますが。 ライブは、簡単ではあったけど PA があったから、結構しっかり聞けた。パブの雰囲気もよかった。 ライブが終わり外にでて海をみながらまたセッション。なかなかええ感じでした。 彼女達の悩みは、セッションできる店が少ないこと。うまくなるためにはやっぱりセッションに参加してもまれることが一番やから、ちょいとかわいそうかなと。ただ一件、そういった店があるらしいから、そこに積極的に行けば、といったことを言ってきた。 そういった意味では、 field アイルランド音楽研究会京都本部もしっかりと考えてやらないかんと思った。参加したくてもできずにいるやつは結構いるはずだし。 実際俺自身もセッションでもまれてギターの腕をあげつつあるわけだし、フィドルもバンジョーも一人で練習するよりも、セッションで下手なりにも弾くことの方がどれだけ有意義か。 まあそんなこんなで、最終的には field アイルランド音楽研究会の今後の課題を認識した部会になったわけです。
それはさておき東京おもろかった。またいくで。 ちなみにそのアコーディオンの彼女、今週土曜日に京都に来ます。もしかしたらホイッスルの彼女も。てなわけで、部員のみんな、土曜日は field に集結し大歓迎するなり!!