セッション日記

□2000年 6月

6月27日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーGuitar、洲崎Bouzuki、金子Whistle、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、増田fiddle、湯川fiddle、Flute、なおWhistle、横山幸子fiddle、アッシーWhistle、Guitar、イファ・マクガリコfiddle、とーよーBodhran、安道Whistle、Bodhran、赤澤fiddle、他

 今日も割とfiddle率が高い。ワシ個人的にはfiddle率が高い方が好みやもしれん、耳障りが良い。まだホイッスルがうまく吹けないカンベとアサが手作り会員証(会員バッジ)の工作を引き受けてくれたので、アッシーがそれを教えに来てくれたのだが、その後アッシーはセッションには2〜3曲参加して早々に引き上げてしまった。なんでも金曜日に大阪ダブリナーズのレジデンスバンドに出演するらしく、それの練習をせなあかんらしい。頑張れアッシー!マイペースで行け!それからのセッションは金子さん、ハタオ、イファがリードする。そんな時ハプニング発生、一般の酔ったお客さんが突然「コンドルは飛んでいく」をやれ!と行って来たのを我々は無視していたら、しばらくして彼は更に酔っぱらってやってきて、「コンドルは飛んでいく」は出来ないのか!と詰め寄ってきた。誰かが「アイルランド音楽をやっているので・・・」と言うと、彼は「さっきからずっと聴いているが、お前らはちゃんとした曲をやってないやないか!ちゃんと一般市民が曲だと思う曲をやらんのやったら、ただお前らはオナニーをしてるだけや!」とかまされた。ワシもカツンと来て「その言い方は失礼やないか!」と少々声を荒げかけたが、すかさず金子さんが少しキレ気味に「あなたが一般市民の代表か!」と吠えてくれて、よっしゃあ行くか!という一歩手前でその彼の仲間が彼を制止して自分たちの席まで引きずっていったので、まあ、事なきを得たのだが、もう少しで店主のワシがケンカする所やったし、割って入った金子さんには感謝せねばいかん。それにしても、ちょっと後味の悪い雰囲気になってしまった。ようするに、彼の言うのも皆分からんでもない部分があるわけや、というか、アイリッシュ音楽に興味のない人がこういう形で、つまり、セッションという形で決して聴きやすく整理されていないものを聴いた時にそれを「ちゃんとした曲でない」と思われた、という事実を突きつけられたわけや。どちらかというと「腹立たしい」のではなく「がっかり」というカンジか、人によっては「やっぱりか・・・」というのもあったかもしれない。これは、fieldがパブでなかった時代のセッションの時に感じたことやけど、そら、いきなり店の片隅で誰に聴かせるともなしに馴染みのない音楽が演奏される、というのは「そういうセッションというものが世の中には存在する」ということを認識していない人にはただの乱暴でしかないかもしれない。まだ、ストリートならその場を立ち去ればしまいやけど、せっかくくつろいでおしゃべりでもしようと入った店で急にそんなことが始まったら・・・・。うーむ。それだけに、ワシらはこのセッションを続けるにあたってだらだらと音を垂れ流すだけの惰性のものになる事に気を付けなければならないし、一歩間違うとこれはただの乱暴な行為なんやという緊張感を常に忘れてはいかん!    なんて、しんみりしがちな空気を吹き飛ばしてくれたのが、もう11時をとうに過ぎてからやってきた赤澤顧問!お!今日は珍しくギターを持ってはる。先に帰ったイファちゃんが使っていたフィドルを渡してフィドルチューンをリードしてもらった。うんうんやっぱりこれでなくっちゃ!さっきのことはみんな忘れて、一丸となってセッションに興じる。そのまま閉店時間まで突っ走ったで!やっぱりいいセッションは理屈無くエエ気持ちであった。赤澤顧問!おおきにどすえ。


6月24日土曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーGuitar、洲崎Bouzuki、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、増田fiddle、小松Flute、アッシーWhistle、Guitar、あっちゃんfiddle、レズリーfiddle、キバfiddle、なおWhistle、ちはるFlute、西野Concertina、Irish Flute、海人Whistle、秋山Whistle、うめのWhistle、ジョン Flute、他

 さあ、皆さんのご要望どおり土曜日セッションを8時からに戻したよん。さぞかし今日は集まる事だろうと覚悟してセッション陣を待っていると、8時前に最初に飛び込んで来たのは笠村あっちゃんだった。あっちゃんがfieldのセッションに来てくれるのは久しぶり。まだ誰も来てないの?と、久しぶりやん!てしゃべっているうちにカウンターに落ち着いてしまった。あいかわらずバシバシ叩かれながらカラカラカラと高笑いのゴーカイおねえさん。 8時になっても誰もやって来ないので、ワシら2人でもそろそろやろか?えーやんえーやん、久しぶりなんやからもっとしゃべろ!なんて、バシバシ叩かれている内に、2人、3人とセッション陣が集まってきた。ワシらがカウンターでキャイノキャイノワイワイやってると、西野はるみんオネエサマが、脇目もふらずカウンターにやって来て、完全におばさん3人井戸端会議(さしずめワシはピーコやな)になってしまった。セッションコーナーでは、もう演奏が始まっているぞ。ぶちょーがワシらに気が散って演奏したりウロウロしたり落ち着かない。何やこの突然のあっちゃんパワー!しかし、なんやかんや言いながらも9時には全員揃って、がんがんのセッション。今日はfiddleがたくさん居て楽器バランスがイイ感じ。今日はアッシー君張り切っているし、久しぶりのあっちゃんがリードするので曲が新鮮。はるみんオネエサマもあっちゃんとやり慣れているのか、並んで座っているこの2人のノリがばっちり合っている。この2人1時間半ほどガンガンに演奏しまくって、じゃあ電車の時間があるから〜と2人揃ってサッと帰って行った。う〜む、ものすごいノリやで。2人が帰ってしまうと少々ノリはばらけたが、ジョンさんとハタオのフルートがセッションをリードした。途中で外国人おやじが渋い歌で飛び入りしたり、ひとりふたりと人数が減って行っても結局数人で閉店時間が過ぎてもセッションは止まらなかった。ハタオなんか休憩しとらんからだいたい7時間ぶっ通しで演奏してる計算になる。ものすごいやっちゃな。ちなみに、最後まで残ってたのは、ハタオ、彩さん(秋山)、正垣さん、アッシー君、レズリー。・・・・・あんたらはエライ!


6月20日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーGuitar、洲崎Bouzuki、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、海人Whistle、増田fiddle、小松Flute、なおWhistle、原田Flute、アッシーWhistle、Guitar、イファ・マクガリコfiddle、湯川fiddle、他

 この所セッションが続いているので、今日はちょっと集まりが悪かったかな?それでも始まりははぶちょーがBanjoに持ち替えてチューンを次々に繰り出しセッションをリードした。アッシーとぶちょーのしょうむない会話をはさみながらのこのリラックスしたセッションもなかなか懐かしいもんがある。後半はハタオが登場してチューンをリードする。最後はイファさんを囲んで「みんな語り会おうぜ!」という雰囲気になった。イファさんのお父さんはドニゴールでは有名なフィドラーでドニゴールの町のパブに週2〜3回出演しているトミー・マクガリコというおとっつあんであることが分かった。エンヤとも遠い親戚だという。イファさんが半年の留学を終えてドニゴールに帰るのが9月。ぶちょーが今年アイルランドに行くのが同じ時期であることが分かり、さっそくドニゴールでの待ち合わせの日程を決めている2人。イファ父にフィドルを習おうという相談までしとった。そーかー、アイルランドか・・・・


6月17日土曜日臨時セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーGuitar、洲崎Bouzuki、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、秋山Whistle、湯川fiddle、吉田Accordion、Concertina、赤澤fiddle、Bouzuki、他

 今日はFIMC(fieldアイ研)の顧問の先生、吉田さんがやってくるというので、急遽臨時セッションをやることにした。あまり人は集まらなかったが、吉田さんは同じく顧問の先生の赤澤さんを誘ってきてくれたので、人数が少ない分だけ音の締まった いいセッションになった。赤澤さんのブズーキの前ではワシなど何を弾いても音楽をぶち壊してしまう、自分の荒さを痛感する次第。吉田さんの、むやみにテンポを上げずにノリを出す演奏も凄い!の一言。みんな!勉強になったなあ!ハタオは所用?で珍しく早く帰って行きおったが・・・


6月13日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーGuitar、洲崎Bouzuki、金子Whistle、クヌギfiddle、岸本Irish Flute、モリIrish Flute、鵜飼Accordion、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、安道Whistle、Bodhran、アッシーWhistle、Guitar、増田fiddle、小松Flute、西野Concertina、Irish Flute、横山fiddle、白神Whistle、Irish Flute、純Whistle、イファ・マクガリコfiddle、赤澤fiddle、Bouzuki、他

 今日は久々の岸本さんの登場に加えて、かねてからのウワサどおり沖縄から所用で京都に来ていたクヌギが参加してくれた。クヌギは普段沖縄在住だから、なかなか通常のfieldでは存在感が薄いが、彼こそが約10年前にこのfieldにアイリッシュの種をまいた人物なのだ。しかし、存在感が薄いどころか、ウワサを聞きつけて「今日のセッションにクヌギセンセイはいらっしゃいますか?」なんて電話が入ったりして、実は本人もビックリの存在感なのだな、これが。そして、岸本さんも久々のセッション参加だ。今日はクルマじゃなかったので早めに帰られたが、やはり岸本さんのFluteが出すノリは強烈だった。イファさんはドニゴールから来ている留学生で本場ドニゴールスタイルのfiddleじゃ。西野オネエサマも久しぶりやね。いいカンジで過ぎていくセッションだった。後半に雰囲気がバラケてくると、fiddle少女隊に質問責めになるクヌギセンセイ。ワシとぶちょーはそれを端でうかがい、横山が教えてもらっているのをじい〜っと見て盗む。うーむ、ちゃんと見てるとfiddleは何て難しいんでしょ。ねえ、横山。人々が帰り始めた頃にひょっこりFIMC(fieldアイ研)の顧問の先生、赤澤さんが登場。ハタオが果敢に赤澤さんのブズーキに絡んで行って、最後にはすごい面白いアンサンブルが出来上がっていた。これはいいよ!ということで、このデュオにアッシー君を加えたメンバーでサークル内ユニット第一号のライブを来月fieldでやることに決定した。


6月10日土曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーGuitar、洲崎Bouzuki、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、増田fiddle、小松Flute、ニコ太郎Whistle、Mandoline、ナズGuitar、たけしまPianica、関fiddle、レズリーfiddle、他

 今日は圧倒的にメロディー陣が不足していた。ダンスの予定は無かったものの、外国人のお客さん達がダンスを始め、さすがのハタオも疲労を隠せない。見かねたぶちょーが途中からバンジョーに回った。ワシも何曲かブズーキでメロディーにまわる場面もあった。ダンスの伴奏は相互のノリがからんで基本的に楽しいが、演奏陣が弱いとバランスが保てないのがバレバレ。明らかにワシら演奏組の力量不足だった。夜も更けてお客が引いたカウンターで店のTV でぶちょーの持ってきたチーフタンズのビデオを見ながら、ぶちょーとハタオとで、このセッションの演奏力を高めるにはどうすれば良いか、などと珍しくマジな話を語り合ってしまった。あ〜恥ずかし。


6月6日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーGuitar、洲崎Bouzuki、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、安道Whistle、Bodhran、ジェイfiddle、海人Whistle、クリ太郎fiddle、ナズGuitar、増田fiddle、小松Flute、なおFlute、横山fiddle、山川Irish Flute、秋山Whistle、神戸?、池上?、他

 今日は金子さんとアッシー君がお休みの連絡が入っていたので、セッション開始時のメロディー隊に少々不安を感じていたが、こういう時に来てくれるんですね、ジェイのおとっつあん。久々のクリ太郎もレパートリーを増やしてどんどんチューンをつないでくる。なかなか果敢でよろしい!でも一度始めたチューンを途中で止めるのはよそうね。最近笛系統に楽器が偏りがちだったセッションも、今日はfiddleが何人か居てがらっと雰囲気が変わった。ぶちょーのfiddleタイムはお笑いと割り切るか?しかし、ワシも実は密かにぶちょーに対抗してfiddleをさわることにした!ジェイが早めに帰ってしまってからはセッションがちょっとバラけて来たので、ワシとぶちょーはfiddleを抱えて、増田さんと横山もかかえて(?)奥のギャラリールームにこもって、fiddle初心者練習会。増田さんのクラシックの基礎技術の講義に即落ちこぼれてしまったワシとぶちょー。しかし、ぶちょーはこの時、「将来名fiddlerになろう会」を勝手に結成してご満悦だった。なんかアルタンの影響かな?fiddle熱が今fieldでは静かなブームだ。沖縄のおっさん!早よ帰って来てくれよ!

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