セッション日記

□2000年 11月

11月28日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)

〜 メンバー:ぶちょーbanjo、fiddle、洲崎Bouzuki、くぬぎfiddle、海人Whistle、安道guitar、ゆかWhistle、flute、正垣flute、ハタオflute、あさぼんfiddle、かんべWhistle、もりりんWhistle、武田京flute、他  

 ザ・初心者フィドル娘あさぼんが楽器を持ってきたので、同じくザ・初心者ホイッスル娘かんべと2人で覚えているチューンを演らせてみんなで合わせる。後半になって久々にもりりんが来たりくぬぎが来たりで盛り上がる。また、東京から有名なフルート奏者守安さんのお弟子さんだという武田さんが参加してくれた。ワシらのだよんだよんセッションがちょっと恥ずかしい。ラストチューンぎりぎりにハタオが飛び込んで来てやんやのラストチューン。その後はギャラリールームではハタオのユニットと海人のユニットがセッションとも練習ともつかない妙な空間を作りだしていた。ぶちょーは怪しい消え方をするし、何なんやろなー。セッション終了後の雰囲気がどうもいつもと違ったぞ。


11月25日土曜日セッション〜主な参加者(敬称略)

〜 メンバー:ぶちょーbanjo、fiddle、洲崎Bouzuki、海人Whistle、正垣flute、ゆかWhistle、flute、ハタオflute、レズリーfiddle、他  

 8時の時点で居たのは海人だけ。んじゃ、ぼちぼち2人で何か始めようか?と海人のホイッスルに合わせてブズーキを弾く。海人と2人で合わせるなんてよく考えると始めてやな。そこへ正垣。続いてゆかさん。しばらくこの4人だった。チューンは出るがなかなか続かない。まあ、ぼちぼちだべりながらのノンビリセッションやね。こういうのも久しぶりかもしれん。またこれも良し。10時半近くになって、ぶちょーとハタオがやってきて、あっという間にいつものセッションに様変わり。でも、11時に一旦終了する最近のセッションを考えるよ良い頃合いに盛り上がったな。3リールでバシン!と終了する。ラストはFarewell to Ireland !! よっしゃあ〜!


11月24日金曜日臨時セッション〜主な参加者(敬称略)

〜 メンバー:ぶちょーbanjo、fiddle、洲崎Bouzuki、ゆかWhistle、flute、正垣guitar、クリ太郎fiddle、なずguitar、ヨコヤマfiddle、小松崎操fiddle、(小松崎健、他Hard To Find のみなさん)、カレンaccordion、カリーナfiddle、イアンguitar、ウーラfiddle(以上、スウオップの皆さん)、他大勢 

 今日はスウェーデンとイングランドの混成バンド、スウオップのライブがfieldであった。スウェーデン、イングランド、ケルトのトラッドを独自のアレンジで融合させる彼らのステージは本当に素晴らしかった。興奮のステージの後、fieldは当然のようにセッションの嵐が吹き荒れた。それも、台風の目が2発!1箇所ではスウェーディッシュ、もう1箇所ではアイリッシュのチューンが延々と続くそれはもう混沌の世界であったのだが、それぞれに素晴らしい演奏が繰り広げられているのでワシなんか楽器をかかえて両方を行ったり来たりしておった。スウェーディッシュは普段あまり聴いたことが無いのだがすごく面白いリズムのダンスチューンが続くので思わず聴き入ってしまった。アイリッシュのコーナーではスウオップからはカレンさんがアコーディオンをガンガンに弾きまくっていて、鍵盤アコーディオンでここまで凄いノリが出せるんや!と舌を巻く演奏じゃ。何と今日はたまたま関西にツアーに来ていた北海道の超有名バンドHard To Findの皆さんがスウオップのライブに飛び入りしてくれるという嬉しいハプニングがあり、彼らもそのまま残ってセッションに参加してくれる。カレンの横にはフィドル操さんが張り付いている。最近はギターを持たなかったぶちょーが「すーさんギター貸してくれ!」と叫び出しカレンさんの真ん前であおるあおる。この人がギター持ってセッションあおり出したらタダではすまん。ワシはワシでスウェディッシュ・コーナーとアイリッシュ・コーナーを行ったり来たり・・・カリーナさんがスウェーディッシュのポルスカというダンスのリズムを教えてくれたけど、全然分からんかった。基本は3拍子みたいなんやけどアクセントの付け方が複雑怪奇。でもごっつい興味あるぞ。ウーラさんのフィドルも変チクリンやったぞ。ペグが9コもあるので、え?9弦バイオリン?と思いきや、ブリッジに乗っている弦は5弦なのだ!あとの4弦はブリッジの下部を通っている。指板上がどうなっているのかよく見えなかったけど、4弦はシタールの共鳴弦のような働きをするのだろうか?結局ナゾなままだ。音?ん、まあ柔らかめのフィドルの音って感じかな。でも、普通のフィドルのような直線的な音ではなかった。んんん。とにかく何というか今夜はfieldにきっちりアイルランドとスウェーデンが同居していたなあ。ホントに面白い夜でした。Hard to Find の皆さん。スウオップの皆さんありがとうでおじゃる。


11月21日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)New

〜 メンバー:ぶちょーbanjo、fiddle、洲崎Bouzuki、海人Whistle、安道guitar、はるみんflute、concertina、アッシイWhistle、guitar、マルaccordion、キバfiddle、ふうconcertina、ゆかわfiddle、ゆかWhistle、flute、正垣flute、ハタオflute、リサfiddle、クリ太郎fiddle、なずguitar、ヨコヤマfiddle、他  

 今日はいわゆる初参加者も初心者も初めの時間には居なかったので、練習タイムはぶちょーの出してくるチューンの細かいメロディーの確認や題名の確認なんかをやってた。そしていつものフリーセッションに突入。久々のはるみん!んん?ナゼかアッシイと演奏の息が合ってないぞ。ええ感じや!アメリカからご帰還のゆかわクンがシカゴで買っちゃったという古〜いフィドル(この場合バイオリンと呼ぶべきか)を抱えてやって来た。そういやキバも久しぶりやし、ヨコヤマも久しぶりやのう!だーん!と11時に表のセッションは終わって、後は三々五々ギャラリールームに流れる。表にも一般のお客さんが引いたので、最近フィドルに命をかけるぶちょーとヨコヤマとワシでフィドル弓の持ち方ああでもないこうでもない談義とか・・。クヌギがおったら大笑いされて終わったやろうな。ジッサイ、ギャラリールームでは安道がリサさんにフィドル教えてもらってたりする正しい光景もあったのだ。アイ研もぶちょーやクヌギやワシがおらん場面では意外と健全じゃ。いやあ、よかったよかった。


11月14日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)New

〜 メンバー:ぶちょーbanjo、fiddle、洲崎Bouzuki、金子Whistle、もりりんflute、正垣flute、ゆかWhistle、マルaccordion、タケaccordion、安道Whistle、guitar、かんべWhistle、あさぼんfiddle、しんごbanjo、イヨマンテguitar、ジョンflute、リサfiddle、なっちWhistle、海人Whistle、ジュンguitar、他  

 さて、11月から始めた新方式セッションの実質2回目である。久々にやってきた自他共に認める初心者フィドラーのあさぼんがやってきたので、普段かんべと2人でボチボチ練習しているというから、よっしゃ、お前らの練習してる曲からやろう!と絵に描いたような前半練習タイムが成立した。頑張れあさぼん!こうやっているうちに勇気が付いてそのうちビビらなくなるって!実はこの練習タイムは最近「10年計画フィドラー宣言」をしたぶちょーにとっても思い切ってフィドルを持てるちょうど良い時間でもあるのだ。しかし、宣言しただけあって彼のフィドルに取り組む姿勢には凄いもんがある。カウンターにギター持っている人が居たので声をかけると、東京から来たというジュンさんだった。遠慮する彼を強引にセッションに引っ張り込む。せっかくのぞいてくれたんや!楽器も持ってるんやったら遊んでイカンでどうする!久々にもりりんも来てくれたな。新方式は11時で一旦セッション終了!今日の終了は連続ポルカ!!まあ、エエ感じや。少しして、やり足りない連中がギャラリールームに移ってまたセッションが始まっている。これはこれでまたエエ感じ。新方式はメリハリが付いて良い。


11月11日土曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ぶちょーfiddle、Banjo、洲崎Bouzuki、金子Whistle、クヌギfiddle、アッシーWhistle、guitar、ハタオflute、正垣flute、ゆかWhistle、彩Whistle、リサfiddle、レズリーfiddle、ジョンflute、ジェイfiddle、神野button accordion、斎藤Hammerd Dulcimer、フィン・マクギンティguitar、デイル・ラスfiddle、ハンツ・アラキflute、他  

 今夜はfield session は完全に2部構成だったと言えよう。前回から始めた新システムも完全に吹っ飛んでしまった。まずは、久々の金子さんが新システムにとまどっている間に、関東支部からの参加者神野さんが来ているしバッチリな状況と判断したぶちょーが練習曲(といってもまだほとんど誰も認知していないのだが)をバンジョーでさっそうと始めた。と、その時、これまた強力な初参加者が登場。ハンマーダルシマの斎藤さん。もうみんなこの楽器自体珍しく、また、それは美しい音が出るので、オキャロランの連発で妙になごんでしまうのだった。斎藤さんはかなりのキャリアをお持ちのようだし、これはこれでfield sessionに慣れていただくという意味ではまあ一応「練習の時間」を取ったと言ってもいいかな?で、いつものように堰を切ってフリーセッションに突入!しかーし、ここで、アッシーから電話が入る。実はアッシーは本日、京都黒谷で行われているシアトルのアイリッシュ・バンド「セタンタ」のライブを観に行ってたのだ。で、今まさにライブが終わった所で電話して来た。「今からみんなfield session に乱入するそうですよ」!おお!何と言うこと!これは11時に終了なんかしてる場合じゃないわな。セタンタと言えば、サファリン・ゲイルズのフィンさんとデイルさんにハンツさんという日系のフルート奏者を加えた新しいバンドだ。フィン&デイルは98年に一度旧fieldでライブをしてくれた縁で昨年の秋にも京都でのライブの後field sessionに参加してくれて大いに盛り上がった。また、あの夜が再現されるのかと思うとこれは興奮体勢じゃ!隠れデイル、ファンのくぬぎに電話して呼び出す。よっしゃあ、皆の者、彼らが来るまでノンストップ・チューンじゃ!セッションで出迎えてこそfieldアイ研の面目躍如というもんじゃ!と気勢を上げていると、傍らで、今日は珍しくギターを持って来ずに、バンジョーとフィドルでメロディーを弾きまくっていたぶちょーが疲れている。あら、ぶちょー疲れているのね?で、御一行登場!ジェイはすぐさま楽器を出してセッションに飛び込んで来てくれたが、セタンタの皆さんはとりあえずライブ直後やし飲んでくつろいでいる。これはまあ当然やな。しかし、デイルさん目当てにすっ飛んできたくぬぎ氏はお疲れぶちょーと2人で奥のギャラリールームにこもってすねてしまった。というか、実はわたくしスザキも始め彼らにマジってスネスネモードを楽しんでいたのだが、フィン&デイルとは既知の仲やし、店のおやじのワシがセッションの場におらねば彼らも出ばってくれへんやもしれん!と思い直して、ヤンヤン盛り上がっているセッションに飛び込んでリサさんの横でがんがんブズーキをかき鳴らす。ようやくスネスネ遊びにも飽きたぶちょーとくぬぎも加わった頃、まずハンツさんが、続いてフィンさんが飛び込んで来た。フィン、ギターのスペシャル・チューニング奏法も更に磨きがかかって驚異的なセンスの良さ!さすがにワシはブズーキ弾くのを止めたで。選ぶコードが全然違うんやもん。デイルさんがなかなか参加してくれないので、くぬぎ思いのワシはデイルさんにセッションしようぜ!と催促しに行く。よっしゃあ、デイルもようやく腰を上げてくれたよん。しばらくワシはフィンさんのギターを邪魔したくないので、彼らの混じったセッションを少し離れて観ておった。しかーし、好きなチューンが出て来るたびにウズウズするぜよ。ちょうど、フィンさんがセッションからはずれたので、入れ替わりにワシは再びリサ横に陣取り溜まってたモンを一気に吐き出す!たぶん、みんなやかましかったやろう。ゴメン!デイルをあおるなんて100年早いわなあ。セッションは一気にクライマックスを迎え終了。そして、デイルさんハンツさんからワシに握手してくれた!ああ、あんなエゴエゴプレイぶちかましてしまったのにい・・・・感激じゃ、感激じゃ、感激じゃ!・・・そして、ワシはしっかり目撃したのじゃ。くぬぎ氏が奥の部屋でしっかり自分のフィドルケースにデイルさんのサインをこっそりもらってたのを・・・。


11月7日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)

〜 メンバー:ぶちょーguitar、banjo、fiddle、洲崎Bouzuki、くぬぎfiddle、アッシーWhistle、guitar、ハタオflute、正垣flute、ゆかWhistle、マルaccordion、安道Whistle、guitar、彩Whistle、奥田Whistle、しんごbanjo、ケンタロウmandlin、ジョンflute、他  

 今日から、完全自由セッションの我がfield sessionも、自由過ぎる事があまりに無秩序化の一途をたどるという昨今の反省もあり、若干の原則的ルールを決めることにした。大きくは2点で、1)初めの30分〜60分を初参加者や初心者に配慮した練習の時間にする。2)午後11時に一旦セッションを完全に終了し、場合によっては奥のギャラリールームに移動して第2ラウンドを始める。これは、ぶちょーイクシマとスザキが思案して出したアイデアなのだが、今日がその初日とあって我々はいささか緊張した。セッションに集まってくる人たちには今日初めて発表するのであり、反対者も居るかもしれないが強引にまずやってしまおうという腹づもりだったから。しかーし、最初の最初でまず滑った。即ち、該当するような初参加者も初心者の方も居なかったからだ。ぶちょーには当HPに新しく「ぶちょーの曲を覚えようコーナー」を作って、毎月ぶちょーの好きなチューンを紹介し、これをこの練習タイムでの練習曲とする、という構想があったのだが、このページはまだアップされていないというスザの手際の悪さと、何の説明もないままこのページに紹介したチューンを弾き始めたぶちょーの焦りで、完璧に我々は敗れ去った!「もう今日はええんちゃう?」とやっぱりいつものフリーセッションになだれ込んでしまう。でも、成果を見たものもあった。そりゃ、いつものペースに比べればやり足りなかった人も居たと思うが、11時少し前に「さあ、ラストリール決めて終わろう!」と声をかけ、や!っとガンガンにリール3曲メドレーをぶっ飛ばし、サッと一旦セッションを終了した。パッと店のBGMを出して空気を切り替える事でセッションの余韻が非常に心地よかった。ぶちょーが9月のドニゴールで録音してきたマレードの親父さんが仕切っているパブのセッションのあの感じに似た雰囲気が漂った。また、見ていてくれたお客さんとも話をするタイミングがうまくできた。そして、この日は奥のギャラリールームが空席だったので、お約束どおり、まだ、やり足りなくてウズウズしている連中にギャラリールームを開放した。うんうん、これはこれで、スムーズな流れ。いい感じかもしれない、新システム・セッションの記念すべき初日であった。

 

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