セッション日記

□2000年 8月

8月29日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ぶちょーBanjo、洲崎Bouzuki、金子Whistle、なっちWhistle、安道fiddle、アッシーWhistle、Guitar、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、ゆかWhistle、タケAccordion、くーまんfiddle、マルAccordion、海人Whistle、Bodhran、あさぼんfiddle、カンベWhistle、他

 金子さんのホイッスル教室が奥の部屋で続いていたので、セッションの始まりは少し遅くなってしまった。2度目の登場のくーまんに本業の東欧ジプシーもんのフィドルを弾いてもらう。うわ!こりゃお見事!ワシもつられて最後の方でブズーキ弾いてしもた。・・が、ワシがこういうのに入るとどうもクリムゾン・フリークであることがバレバレになる。つっこむなアッシー。土曜日の嵐のようなアイリッシュキャンプのセッションの余韻がまだ残っていて、ワシのブズーキとぶちょーのギターの音がやたらデカイ。そうそう、この日のために秘密特訓をしていたあさぼんとカンベのセッションデビューもあったのだ。安道もフィドルで参加。えーとこの曲はぶちょーの好きなほれ!あれ!あかん題名が出てこん。サリーガーデンやなくてあれ!最後はみんなで合わせて、fieldセッションとは思えない暖かい光景じゃ。いや〜それにしてもよくやった!今日から君らのユニットをあさぼんズと命名することにしよう。これからも頑張れ!あさぼんズ。海人はおそ駆けに来たと思ったらすぐに帰った。最後の最後は金子さんとオッサン同士の語り合いじゃ。いいですね若い人達は・・・とか何とか言うてる間に夜は明けて行くのであった。


8月22日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーBanjo、洲崎Bouzuki、正垣Whistle、ハタオIrish Flute、イファfiddle、海人Whistle、なっちWhistle、ジョンWhistle、安道Whistle、山川Irish Flute、クマちゃんfiddle、マルAccordion、ゆかWhistle、他  

 今日はなっちゃんが一番乗り。アイルランドから帰って来たばかりのゆかさんもエエ感じでノリノリ。安道クンも帰省してたらしく京都に戻ってきたばかりで久しぶり、そこに海人を加えたメンバーでまずはちんたらセッションを始める。ジョンさんもゆかさんもマルもクマちゃんも楽器持って来てないのでfieldの楽器をそれぞれ貸してあげる。何かもひとつまとまりのないセッションだったが、ぶちょーの登場によって一気にノリが出た。イファも今夜が最後のfieldセッションということもあってか、いつもより張り切ってチューンを繰り出して来る。イファは29日にはアイルランドに帰国してしまう。それにしてもイファが来てからもう2ヶ月だけど、この突然のドニゴールから来た女の子の存在はわれわれには大きな感動と喜びを与えた。彼女自身気さくで明るい素朴な女の子だったし、われわれのサークルに入部してくれて、パーティーライブでも一緒に演奏したし、たとえ2ヶ月だったにしてもすでにもう完全に仲間という感覚だ。彼女はこの日、ドニゴールの自宅の写真を見せてくれたが、それがやね、アイリッシュチューンの譜面の表紙に出ているような、もう、「そのもの」のお家。2階の左端の窓を指さして「9月にぶちょーがドニゴールに来た時はこの部屋に泊まるの」と言う。え〜な〜、ぶちょー!ドニゴールと言えばりうさんが今頃ドニゴールに居るわけで、最近とってもドニゴールが近く感じられる。まるでそれは滋賀県のとなりあたりにあってもおかしくないぐらいの場所だ。でも、イファはせっかく京都に留学していたのに、field PUB のセッションに通いとおしてギネスばかり飲んでいては日本に来た意味なかったのとちゃうか?その上、field PUBでアイルランド製の譜面やCDを買って行くというのも???イファもfieldが日本であることを忘れていたのとちゃうやろか?イファがfieldでずっと使っていたフィドルはfieldのオンボロ楽器のひとつだけど、アルタンが来たときにキーラン・トウーリッシュさんが弾いたものだというエピソードを気に入ってずっとこれを愛用してくれた。また、ひとつ思い出が増えた楽器になったなあ。遅がけにやってきたアッシー君は名残惜しそうなイファにねだられてギターで必死にパンクを弾いていた。そう、イファは実はパンクが大好き!(彼女の発音だとポンクになる)じゃあ最後に、ってアッシー君が一昨年ゴールウェイで覚えて来たという歌をホイッスルで吹いた。イファもさすがに知っていて一緒に歌っていた。ぶちょーもフェアウェル・トウ・イファ!と言ってドニゴールの歌を披露した。そう、まさに、フェアウェル・トウ・イファ! ありがとう!イファ!


8月19日土曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーBanjo、洲崎Bouzuki、金子Whistle、正垣Whistle、ハタオIrish Flute、はるみんConcertina、Irish Flute、海人Whistle、なっちWhistle、イファfiddle、彩Whistle、温っちゃんfiddle、さとしmandlin、キバfiddle、

 今日も金子さん海人とちんたら始まった。ゆうべの長谷川ショックでワシはブズーキやる気満々!お!はるみんがひとりでやって来たぞ。と思えば温ちゃんがさとしさんとやって来たぞ。ぶちょーも久々にギターでガンガン!きているぞ。キバはfieldのオンボロfiddleで独特のエアで味を出しているぞ。ちょっとHな彩ちゃんも久しぶり!イファは28日にアイルランドに帰国してしまうので今日を入れてfield session はラスト2回!名残惜しそうにギターで弾き語りをしてくれたりする。一度帰ろうとしたぶちょーを引き留めて、なんやかんやと4時頃までダベリングタイムに突入してしまった。


8月18日金曜日突然臨時セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:洲崎Bouzuki、赤澤fiddle、長谷川Bouzuki、長浦Accordion、Concertina、

 それは突然の訪問だった。もう午前0時を完全に回ったころ、赤澤さんがひょっこりやって来た。珍しくお連れが2人居て、それが赤澤さんを含めて3人のアイリッシュ・ユニット「Bird」であることが分かったのは、実はしばらくしてからだった。大阪のダブリナーズでライブをしてきた帰りだという。ちょっとやろうよ。え?ライブやってきた直後やのにエエの?ワタシの方が気を遣ってしまう。が・・・、かの有名な「Bird」であるからして、これはラッキーやもしれん。よっしゃ!やろうやろう!と言うてる間に3人の演奏が始まった。・・・・・・とりあえず、凄い。まず赤澤さんのfiddleがいつもと色が違うんや。何がやろう?やっぱりリズムかなあ。長谷川さんのブズーキがまたこれ凄い。どんなCDでもこんな凄いブズーキをワシは聴いた事ないぞ。アンサンブルでのブズーキの主な役割であるコード、リズム、ベースランニング、という要素がどれにも偏らず完璧にバランスされているのだ。よし!せっかくセッションやねんからワシもびびってないで入ってみよう!と自らのブズーキでセッションに参加したが、何をどう弾いても浮いてしまう・・・。というか、跳ね返されてしまうという感じだ。2月にトムクリーガン&ピーターギルモアとセッションした時に感じたあの圧力のようなインパクトとも少し違う。もっと緻密な何かがワシのトライを跳ね飛ばす!長浦さんのなめらかなアコーディオンと歌も良かった。・・・本当に勉強になりました。赤澤顧問、ありがとうこざいます。結局3時過ぎまでこのもの凄いセッションは続くのであった。いつも集まる若い奴らに聴かせてやりたかったナ。長谷川さん、長浦さん、また是非fieldにおいでください。お待ちしています。


8月15日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ぶちょーBanjo、洲崎Bouzuki、金子Whistle、アッシーWhistle、Guitar、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、はるみんIrish Flute、concertina、イファ・マクガリゴfiddle、海人Whistle、Bodhran、ジョンFlute、純Whistle、かたぎはらfiddle、山口fiddle、キバfiddle、りうharp?他

 初めは金子さんジョンさんと3人でちんたら演奏を始めていると、皆三々五々集まって来た。お子さんが誕生してお忙しい純さんも久々の登場。そして、fiddleの山口智さん登場。山口さんのfiddleは非常にプッシュが強く独特のノリがある。今日はワシはすぐ隣でブズーキ弾いてたので、すごく面白かった。そう、特に山口さんのポルカはどこかが違う。勉強せねば・・・。途中でキバが高山で作ってきたりうさんのハープを持って登場した。りうさん涙目。さすが楽器職人を目指すキバ!よう作りよった。ハタオが北海道から帰還!パワーみなぎっとおる。ジンギスカン思いっきり食って来たに違いない。なんやかんやで、終盤はだらだらダベリングタイムに突入し。閉店時間になっても誰も帰らなかった。


8月8日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ぶちょーGuitar、洲崎Bouzuki、正垣Whistle、イファ・マクガリゴfiddle、海人Whistle、Bodhran、なっちWhistle、白神Whistle、ジョンFlute、横山fiddle、他

 土曜日のセッションで使命感を感じてくれたのか?ジョンさんがいつもよりずっと早く8時にやって来た。海人も来たので9時を待たずにセッションを始めた。ジョンさんがスコットランドのハイランドホーンパイプなんかをやってくれて曲名を教えてくれる。スコットランドのチューンはメロディアスで面白い。ぶちょーも登場して久々にがんがんギターを弾く。イファもやって来て先日のパーティーでの「イファがとおる」を彷彿とさせるイイ感じのチューンが続く。そんな時、突然ぶちょーが弾き語りを始める。どうもドニゴールの歌らしい。イファも知ってる様子。しかし、ぶちょーの歌も個性的!早く来た分ジョンさんはいつもより早い目に帰還。ぶちょーは今日はヤル気満々で今度はフィドルを取り出すしかし、ちょっとヤボ用が出来て一時戦線離脱。残ったイファ、す、海人、正垣でちんたら演奏を続けていると横山がやって来た。す、もフィドルに持ち替えてこの隙にフィドルの練習。しかーし、セッションのノリは徐々に沈静化し、みんな!語り合おうぜ!の世界が出現。眠い眠いとイファが帰り、海人達は荷物を残したまま外へ出たきり帰って来ない。


8月5日土曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ブチョーBanjo、洲崎Bouzuki、正垣Whistle、ジョンFlute、Whistle、イファfiddle、赤澤fiddle、Bouzuki、

 またまたこんな日がやって来てしまった!2月にも一度こんな日があったが、あの時は大雪だったから仕方ないとして、雨も降っていない夏の土曜日にミュージシャンがひとりもやって来ないとは・・・・。こういう日は決まってセッションを聴きに来たお客さんが沢山居たりするんや。因果なこっちゃ。セッション開始時間の8時を30分ほど過ぎた頃に正垣さんが来てくれた。2人で何かやろうか?とも言うたが、ほぼ満席の店内でたった2人のセッションも心許ないからもう少し待ってみようか・・・。9時を過ぎてやって来たのはジョンさんだった。でも彼は今日がセッション日であるとは知らずに友人とただ飲みに来たのだった。しかーし、飛んで火に入る夏の虫というか地獄に仏というか、楽器を持って来てないジョンさんにWhistleを手渡していざセッション開始じゃ!それで、2曲ほど終わった所に10時頃ぶちょーがやって来た。今日はギターを担いできたぶちょーだったが、メロディー隊が薄いので無理矢理バンジョーを渡す。これで何とか音のバランスは取れたかな?と一件落着の気分でチューンを演奏していると、奥にいた楽器を持った若い一団がいきなりバイオリンとギターで何やら曲を始めた----。カッコイイ曲だがアイリッシュじゃない。彼らはfieldに来るのは初めてのようで、どうもfree sessionというのを誤解しているようだ。ぶちょーは「注意する!」と断固とした態度を示そうとするが、ジョンさんはそのカッコイイ曲を気に入ったらしく「もっとヤレ」とあおっている。マーズイ!こちら側の意志の統一が成されていない。こんな時はどうしたらエエんやろう?仕方がないので ワシはハタオがまとめてくれているアイリッシュチューンの譜面のファイルを出して来て彼らの前に置いて「ここでは一応アイリッシュチューンを演奏しているので、ここでヤルほとんどの曲の譜面はこの中にあるので参考にしてくれ」と告げて、われわれがいつものセッションペースに戻った頃、今度はイファがやってっきた。イファのfiddleが入ってようやく音色的にもアイリッシュっぽくなってきて、チューンをリクエストして来たお客さんのリクエストにも応える事が出来た。あとで、さっきの若者達と少し話をしたら、インターネットで知り合った音楽仲間でみんな民族音楽には興味があり、これからアイリッシュも勉強しようと思ってるんだ、との事。バイオリンを弾いていた女の子なんか盛岡から夏休みで京都にやってきているんだと。話してみると純粋な奴らのようで少しホッとした。これを機会にどんどんアイリッシュに興味を持ってくれれば嬉しい事だ。そして、その内ジョンさんも帰り、セッションもバラけてきた頃、ぶちょーが連れて来た東京のアイリッシュフリークの女性のリクエストで5月にアルタンがfieldに来た時のビデオ鑑賞会をやることになった。イファは画面を見て「ホームシックになる〜」と日本語で言うてる。ドニゴールが故郷のイファにしてみればアルタンはおらが村のスーパースターやもんな。ビデオ鑑賞会の最中にひょうひょうと登場したのは、おお!赤澤顧問ではあーりませんか!ビデオが終わってからは、赤澤さんのfiddleでセッション第二ラウンドじゃ。なんとなく第一ラウンドが不完全燃焼だったワシとぶちょーはこの第二ラウンドでちょっとHiにとばしてしまう。ライブ帰りでお疲れの赤澤さんを引き留め引き留め、ねちこくセッションに付き合わせてしまった。申し訳ありませんでした!赤澤顧問!まだ楽器初心者でセッションに参加できないアサボンとカンベは音を消したスカパーのBadなアメリカのプロレス番組に興じているし、最後には探していた「イヨマンテの夜」のテープが見つかり、閉店後のfieldに「イヨマンテの夜」が鳴り響くのであった。東京の彼女にはちょっと濃過ぎる京都のアイリッシュパブ体験であった事だろう。カッコワルウ〜 。


8月1日火曜日セッション〜主な参加者(敬称略)〜

メンバー:ぶちょーGuitar、洲崎Bouzuki、金子Whistle、ハタオIrish Flute、正垣Whistle、イファ・マクガリゴfiddle、安道Guitar、Bodhran、海人Whistle、Bodhran、ナズGuitar、白神Whistle、ジョンFlute、名西Bodhran、他

 今日はなぜか店が混んでワシはなかなかセッションに参加できなんだ。ぶちょーもハタオも遅駆けだったので、初めは少々メロディー隊が薄かった。その中で気を吐いていたのが、金子、ジョンの日英ヒゲオヤジ・コンビだ。ぶちょーも今日は久々にギターだったので一時はギター3人、ブズーキ1人、メロディー2人なんていうチューンもあった。こういう極端なアンサンブルも突発的に出てくるとそれはそれで面白い。ぶちょーがイファにF4の曲を伝えるのにフィドルを持った勢いで、出た!久々のぶちょーゴリ押しフィドルタイム!すごい早さで適当に音を抜きながらとにかく最後まで弾く所がすごい!よっしゃ!ワシも曲がりなりにもF4のメンバーや、と、調子乗ってフィドルを弾く・・・と見せかけて、実はこの場を借りてF4課題曲の練習じゃ!ハタオは本当に遅い時間にやってきたが、ちゃんとハタオらしく楽しんでくれる所がエエ味や。人数はいつもより少なかったけれど、それなりに集中し、それなりにバラけ、それなりに良い空気を作っていた今夜のセッションだった。

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